バージョン比較と移行ガイド

OpenCode V2とV1の違いは?安全に移行する手順

OpenCode V2は通常の更新ではなく、新しいメジャーバージョンです。コマンド名は引き続きopencodeで、サポート対象の設定は引き継げる場合があります。一方、V1プラグインやサーバー連携は確認が必要です。まずバックアップを取り、最新の公式手順でV2を導入し、V1を手放す前に実際の作業を検証してください。

アンバーとシアンの二つのバージョンゲートを保護された設定経路がつなぐ概念図
メジャーバージョン移行を表す概念イラストです。OpenCodeの画面キャプチャではありません。

先に結論

OpenCode V2は、無条件の更新ではなく計画的な移行として扱う

現在のCLIやデスクトップ機能が作業に合い、検証に時間を確保できるならV2を試す価値があります。ただし、モデル、認証情報、agents、権限、MCPサーバー、プラグイン、エディタークライアント、実際のプロジェクト作業を確認するまではV1を利用可能な状態で残しましょう。個人の小さな環境ならテスト用プロジェクトから始められますが、独自プラグインを使うチームやリポジトリでは段階的な移行が適しています。

公式の移行ガイドでは、サポート対象のV1設定とファイルベースの定義は継続して使える想定で、従来のopencodeコマンドも維持されると説明されています。一方、V1プラグインはV2で動かず、サーバーAPIとクライアントの契約が変わり、ターミナル設定はグローバルなcli.jsonへ移ります。メイン設定を変換しない場合でも、実際の互換性を確かめてください。

このページでは公式インストール経路、実作業に関わる比較、元に戻せるチェックリストをまとめます。コアの移行ドキュメントは、過去のセッションデータベースを一括変換すると保証していません。モデル選び、APIキー、料金を確認したい場合は、モデルガイド、プロバイダーガイド、プラン比較を参照してください。

OpenCode V1とV2の違い:日々の作業に影響する変更

バージョン番号だけでは移行の負担は判断できません。実際に使うターミナルクライアント、プラグイン、サーバーAPI、設定を分けて確認します。サポート対象のプロジェクトファイルと、実行コードであるプラグインやAPIクライアントは、同じ互換性問題ではありません。

項目V1V2と移行時の確認
CLIコマンドopencodeコマンド名は同じです。パッケージ管理のV1とV2は通常、並行してインストールされません。
サポート対象の設定とファイルV1設定と.opencode/内のファイルサポートされた項目や定義は継続する想定ですが、プロバイダーと権限を確認します。
プラグインV1のプラグインAPIとエントリーポイントAPIが新しくなりました。V1プラグインは移植してから動作確認します。
サーバーAPIとクライアントV1のAPI契約と生成クライアント契約が変更されています。V2対応クライアントとテストが必要です。
ターミナル設定階層化されたtui.jsonまたはtui.jsonc対応設定はグローバルなcli.jsonへ移ります。結果を確認してください。
インストールV1のパッケージまたはインストーラーV2専用の公式経路を使います。パッケージ版V1を先に削除する場合があります。

この表は確認範囲を整理するもので、すべての旧項目がサポートされる保証ではありません。移行ガイドはサポート対象、受け付けられるが非サポートの値、非対応の値を区別しています。セキュリティ、プロバイダー接続、自動化を制御する設定は、最新の公式説明と起動時の警告を確認してから変更してください。

今すぐOpenCode V2へ移行するべき?

メジャーバージョンの数字ではなく、互換性と元に戻せるかで判断します。組み込み機能を使う個人環境と、独自プラグインやエディター連携を持つリポジトリでは、移行コストが異なります。

次の条件ならV2の試用を検討できます

  • 主にサポート対象の設定、プロバイダー、標準コマンド、agents、skills、MCPを使い、テスト用プロジェクトで確認できる。
  • V2のCLIまたはデスクトップを使いたく、現在の環境の動作するコピーを残せる。
  • 必要なプラグインやサーバークライアントがV2版を提供している、または移植とテストの担当者を確保できる。

次の条件なら当面V1を残してください

  • 重要なV1プラグイン、サーバーエンドポイント、IDEクライアント、自動処理があり、V2の契約で未検証である。
  • 問題発生時にパッケージ、設定、セッションデータを復元できない。
  • チームで使っているが、開発環境、ドキュメント、サポートの更新計画がない。

迷う場合は使い捨てのプロジェクトで試し、コマンド、パッケージマネージャー、OpenCodeのバージョン、期待する結果を記録します。たとえばagentsとプロバイダーしか使わない担当者はリポジトリのコピーで検証し、サーバープラグインを使う担当者はV1を保持できます。これにより「新しい版だから良い」という印象ではなく、具体的な確認項目をもとに判断できます。

公式経路でOpenCode V2をインストールする方法

V2の公式イントロダクションには、ターミナルから使える複数の経路が記載されています。既に利用している管理ツールを優先し、OSの対応状況を含め最新の説明に従ってください。移行時に、古いV1パッケージのコマンドを確認せず流用しないでください。

経路V2ドキュメントのコマンド確認すること
公式インストーラーcurl -fsSL https://opencode.ai/v2/install | bashインストーラーとOSが最新のV2手順に合うか確認します。
Homebrewbrew install anomalyco/tap/opencode-v2tapとパッケージ名が現行のものか確認します。
npmnpm install -g @opencode/cli2026年10月3日時点でnpmの@latestは2.0.22でした。導入前に最新値を再確認します。

V2ガイドにはBun、pnpmなどの方法もあります。プラットフォームごとに対応状況が異なるため、Windowsでは汎用パッケージマネージャーが使えると決めつけず、案内されたバイナリを確認してください。Yarn、Vite+、AURについても現行の公式V2手順を参照し、第三者のダウンロードリンクは使わないでください。

導入前にV1の入手経路を調べます。公式移行ガイドによると、両バージョンが同じopencodeコマンドを使うため、パッケージ管理のV1を先に削除する場合があります。V2のcurlインストーラーはV1バイナリを置き換えます。パッケージの削除で共有設定やデータまで消さないよう、別にバックアップし、パッケージマネージャーの削除対象を確認してください。

バックアップ、V2導入、プロジェクト検証を表す概念的な移行フロー
概念図:復元できるコピーを保管し、V2を導入してから日常環境に切り替える前にプロジェクトを検証します。

OpenCode V1からV2へ安全に移行する手順

最初の作業は元に戻せる形にします。初日の目標はV2が起動しプロジェクトが動くことの確認であり、設定ファイルをすべて書き換えることではありません。利用しているOSとパッケージに合った公式手順を確認してください。

  1. V1の導入状況を記録する。パッケージマネージャーまたはインストーラー、バージョン、環境変数、設定パスを控えます。旧パッケージまたは確実な再導入方法を残します。
  2. 日付入りのバックアップを作る。設定、プロジェクト定義、復元が必要なデータを保存します。バックアップが読めること、一時フォルダーだけに置いていないことを確認します。
  3. 実行可能な依存を洗い出す。プラグイン、APIクライアント、CIコマンド、エディター連携を一覧にします。それぞれ「V2で確認済み」「移植が必要」「不要」に分類します。
  4. 適切な経路からインストールする。公式手順が必要とする場合だけV1のパッケージを削除します。V1の日常更新コマンドはV2の導入コマンドではありません。
  5. 設定を確認する。テスト用プロジェクトでV2を起動し、旧フィールドの警告、モデル、認証情報、権限、MCP接続を重要な作業の前に確認します。
  6. コードとクライアントを更新する。プラグインを新APIへ移植し、サーバークライアントを更新します。正常ケースだけでなく、エラー処理と権限も検証します。
  7. 設定の変換は後で行う。サポート対象のターミナル設定はグローバルなcli.jsonへ移ります。ネイティブV2形式への変換は任意なので、基本動作の確認後まで待てます。

初回の検証中はサポート対象のV1形式の設定をそのまま使います。公式ガイドでは、V2は対応する旧設定をメモリ上で正規化し、元ファイルを書き換えないと説明しています。導入、プラグインの移植、設定変換を分ければ、回帰の原因を特定しやすくなり、必要なら元に戻せます。

自動で引き継がれるものと手動確認が必要なもの

現在のV2ガイドが明示的にサポートする動作だけを互換とみなしてください。この区分は、すべての旧設定や拡張機能が動くという誤解を避けながら、OpenCode V2の互換性を判断するのに役立ちます。

対象慎重な見通し実際に確かめること
サポート対象の設定とプロジェクトファイル継続予定ですが、非対応または無視されるフィールドが含まれる場合があります。起動警告を読み、プロバイダー、権限、実タスクを試します。
ファイルベースのagents、コマンド、skills利用する動作がサポートされる範囲で継続する想定です。各項目をテスト用プロジェクトで実行し、期待値と比較します。
プラグインV1実装はV2プラグインとして動きません。エントリーポイントを移植し、読み込み、権限、エラーを確認します。
サーバーAPIとクライアント契約が変わり、V1クライアントの互換性は保証されません。クライアントを移行し、呼び出し、イベント、認証を検証します。
過去のセッションコアガイドは過去データベースの一括変換を約束していません。重要なセッションをバックアップし、日常運用の切り替え前に確認します。
継続できる設定ファイルと個別検証が必要なプラグインやAPIを分ける概念マップ
概念マップ:一部のファイルは継続できますが、プラグインやサーバークライアントには別の移行が必要です。

公式ドキュメントは一部の旧設定を「受け付けるが非サポート」と分類し、警告が出る場合があると説明しています。ファイル権限、ツール制限、プロバイダー接続に関わる設定では、アプリが起動しただけで安心せず、ログと期待する保護動作を示すテストを確認しましょう。

V1を予備として外す前にOpenCode V2を検証する

テスト用プロジェクトで短い受け入れ確認を実施し、結果を更新記録と一緒に保存します。チームでは他のPCでも同じ確認ができます。個人利用なら、V2を継続するかV1に戻すかを具体的な情報で判断できます。

  • 実行されたコマンドが想定のインストールを指し、V2のバージョンを表示する。
  • プロバイダー、認証情報、モデルが動き、ログに秘密情報が出ない。
  • 必要なagents、コマンド、skillsが期待どおりに動作する。
  • 読み書き権限がプロジェクトのルールに沿っている。
  • MCPサーバーが接続し、切断時に予期しない操作が起きない。
  • 重要なプラグインとクライアントにV2対応版がある。
  • 必要なセッションを開けるか、確認済みバックアップがある。
  • 実際のタスクを完了でき、出力をレビューできる。

重要な確認に失敗したら、その作業ではV2を一旦止め、保存しておいたV1のパッケージまたは導入状態へ戻します。V1にV2専用の設定を読ませないでください。戻し方はパッケージマネージャーによって違うので、パッケージを確保し、ユーザーデータとソフトウェアを分けて保管します。通常の作業を一巡するまでバックアップを削除しないでください。

V2を導入した後の通常更新には、V2 CLIのopencode upgradeと別名のupdateがあります。このコマンドは既に導入済みのV2向けです。V1からメジャーバージョンを移る作業は別途パッケージと導入手順を確認してください。

OpenCode V2への移行に関するよくある質問

OpenCode V2はV1の通常更新ですか?

いいえ。メジャーバージョン移行です。どちらもopencodeコマンドを使い、パッケージ管理版は通常並行インストールされません。V1の導入方法を確認し、公式移行ガイドに従ってください。

V2にするにはOpenCodeの設定をすべて書き直す必要がありますか?

必ずしもそうではありません。公式ガイドでは、サポート対象のV1設定を読み込んで正規化し、元ファイルは書き換えないと説明されています。警告を確認し、プロバイダー、権限、MCPをテストしてください。

OpenCode V1のプラグインはV2で使えますか?

そのままでは動きません。V1のプラグイン実装はV2で実行できません。公式プラグイン移行ガイドに沿ってエントリーポイントと動作を移植し、導入したパッケージで検証します。

npmでOpenCode V2をインストールするには?

現行のV2ドキュメントはnpm install -g @opencode/cliを案内しています。導入前に公式ガイドとパッケージページでバージョンとOS要件を確認してください。

OpenCode V2の更新コマンドは何ですか?

V2導入後の更新にはopencode upgradeが案内され、updateも別名として使えます。V1からの移行では旧パッケージとインストール経路を別途処理します。

V2への移行でセッション履歴はすべて引き継がれますか?

コア移行ガイドは過去のデータベースを一括変換すると保証していません。重要なデータをバックアップし、必要なセッションを確認してから日常の環境を切り替えてください。

OpenCode公式資料

インストールコマンドと互換性の説明は、2026年10月3日に公式資料で確認しました。パッケージと手順は変わるため、メジャー移行前に改めて確認してください。